ツール・ド・東北 2024
秋も深まり、木々の色づきが美しくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですので、どうぞご自愛ください。
さて、昨年に続いて、今年も弊社の自転車部がツールド東北に参加してきました。
その活動を報告したいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください!
昨年の様子はこちら。
01 ツールド東北とは
「ツール・ド・東北(Tour de Tohoku)」は、2013年から始まったサイクリングイベントで、LINEヤフー株式会社と河北新報社が主催しています。
2011年に発生した東日本大震災の復興支援と地域振興を目的として始められ、毎年多くのサイクリストが参加してきました。
参加者は、東北の海岸沿いや山間の風景を楽しめる様々なコースを走ります。
コースの途中にはエイドステーションが設置されており、地元の特産品を使用した食事や飲み物が提供され、東北の風土を感じながら楽しめるのが特徴です。また、ボランティアや地域コミュニティの協力もあり、地域全体が一体となってイベントを支えています。
コースは全部で 3 つ。
日時 | コース | 走行距離 |
---|---|---|
9月15日(日)6:00〜順次 | 気仙沼大谷海岸フォンド | 180km |
9月15日(日)7:15〜順次 | 北上フォンド | 100km |
9月15日(日)9:00〜順次 | 女川・雄勝フォンド | 65km |
去年は、コロナ明け初の開催ということもあり、5 つのコースが用意されていましたが、今年は 3 コースに縮小されました。
また、前回は専用のアプリが提供されていたものの、今回は既存のアプリを使う形に変更され、位置情報を随時共有する機能もなくなっています。
02 ツールド東北に向けて
昨年は弊社の自転車部から 2 人が参加したのですが、現地までの移動や出走コースも別々だったので、部活動としての一体感はあまり感じられず、個人参加のような形になっていました。
6 人応募したうちの 2 人しか抽選に当たらなかったという理由もあるのですが、それだと会社で参加している意味が薄れてしまいます。
もし来年も参加するのであれば、「もう少しチームとしての一体感を出したい」と考えていたところ、今年の応募は幸いにも先着順でした。そのため、参加を希望していた 4 名が同時に申し込み、全員での参加が実現。
車をレンタルして自転車を積み込み、現地まで全員一緒に移動、同じ宿に泊まり、レース当日も同じコースを足並み揃えて走るという、まさに「チーム」としての一体感を出すための計画を練りました。
さらに、事前準備の段階で、企業チームとして参加していることが PR できるよう、弊社のデザインチームがチームゼッケンも作成。
当日は全員でこれをつけて走ることにしました。
03 ツールド東北に出発
1日目
色々と準備を重ね、ついに出発の日がやってきました。
イベント当日は朝 7 時前後には会場入りしてエントリーを済ませないといけないので、前乗りです。走り終わってすぐに帰るのは体力的に厳しいという問題もあって、二泊三日します。
早朝から事前に予約していたレンタカーを受け取り、各メンバーを順にピックアップしながら石巻へ向かいました。
会場は石巻専修大学です。
周辺の宿泊施設は、ツール・ド・東北の影響もあり、予約開始後すぐに埋まってしまったため、少し離れた牡鹿半島にある民宿に泊まることに。
本来なら17時前には宿に着いている予定でしたが、その日は三連休初日だったのもあり渋滞に巻き込まれ、結局到着したのは20時過ぎ。予想以上に時間がかかってしまいました。。
宿に到着すると早速夕食。
新鮮な海の幸がふんだんに並び、思わず驚くほどのボリュームです。大変美味しくいただきました。ご馳走様です。
夕食後は、みんなで一緒にお風呂に入って翌日の準備をしました。まさに合宿感が出ています。
今年は昨年のような位置情報共有アプリがなかったため、代わりに Google の位置情報共有機能を利用することにし、その設定をしたり、全員でゼッケンを自転車用のウェアやバッグに縫い付けたり。
翌朝は 6 時前には出発しなければならないため、準備が整ったあとは早めに就寝することにしました。
荷物の最終チェックも済ませ、冷え込む早朝に備えてそれぞれしっかりと休息をとります。
当日
5時過ぎには起床。前日にスーパーで買っておいた朝食を手早く済ませ、6 時前には宿を出発しました。
宿から 1 時間かけて会場へ。
天気予報では雨の予報でしたが、会場に着いた頃は晴れ間が広がっていました。会場はたくさんのライダーで賑わっています。
会場には、
- サイクル用品の展示・販売
- オフィシャルメカニック
- 屋台
- 協賛社出店ブース
- イベントステージ
などがあり、イベント用のステージでは地元の方々によるパフォーマンスに加え、ゲストによるトークショーも開催されるなど、ライダー以外の人たちも楽しめるように工夫がされていました。
受付を済ませたら全員で出発前の記念撮影。スタートラインへ送り出します。
別にレースではないので、並んだ順で適当にグループ分けされ、順次スタートする形です。
スタートラインの横にも簡易なステージが設置されており、MC が出走前のライダーにインタビューして盛り上げています。
いよいよ出発!
今回はみんな一緒に縦一列になって北上フォンドコースを走りました。
北上フォンドの長さは100キロ、途中にエイドステーション(以下AS)が 4 つあり、各 AS ではご当地の名物料理が提供されます。食べては走るの繰り返しなので、結構お腹が膨れるそうです。
弊社の Slack チャンネルと X で随時実況しつつ、Google の位置情報共有で位置を共有し、現地のライブ感を社内でも楽しんでもらおうとしました。
いよいよ最後のASです!
— S2 Factory (@s2factory_pr) September 15, 2024
十三浜わかめをたっぷり使った十三浜わかめうどんをいただきます🌊#ツールド東北#サイクリング #自転車部 #自転車#十三浜 #わかめうどん #十三浜わかめ #わかめ #うどん pic.twitter.com/i3OFlIavZj
ゴールで待つこと 8 時間。いよいよゴールの瞬間が!
皆さんお疲れ様でした!
途中から雨が降り出し、気温も下がって想像以上の寒さに。雨の中の長時間走行で全身ずぶ濡れとなり、体も冷え切ってしまいました。そのため、着替えを買い、スーパー銭湯で温まってから宿に戻ることに。
宿では簡単な打ち上げを行いましたが、皆疲れ果てていたので、早めに就寝しました。
3日目
最終日です。せっかくなので観光もして帰ります。
宿をチェックアウトして「ホエールタウンおしか」に向かいました。
東北の海や鯨についての展示を見たり、観光船に乗って海を眺めようかと話したりもしましたが、疲れていたので結局乗らず。
その後は女川の道の駅に立ち寄り、東北ならではのお土産を物色。たくさんお土産を買い込みます。
そして石巻を出発。途中、松島に寄り道し、散策を楽しみました。
街を歩き回ったものの、特に決まった予定もなく、ぶらぶらとした時間を満喫。地元の風景や空気に触れながらのんびり過ごしました。
昼食は仙台に戻り、名物の牛タンを食べた後、クラフトビールの直売所にも立ち寄りました。
なんやかんやとたくさん寄り道してしまったので、東京に戻ってきたのが22時頃。
こうして東北の魅力を満喫した 3 日間の旅が幕を閉じました。
04 まとめ
今年のツール・ド・東北は、昨年よりも部活としての一体感を強く感じながら参加することができました。
車での長距離移動は大変でしたが、東北の美味しいご飯や景色をメンバーみんなで楽しめたのはとても貴重な体験です。サイクリングの時間だけでなく、移動や宿でのひとときも共有できたことで、部としての結束がさらに深まり、お互いの新たな一面も発見できました。
ただ、こうして実際に参加してみると、来年以降の改善点もいくつか見えてきました。もし参加人数がさらに増えた場合の移動手段や、準備の段取りについても検討していきたいと思います。こうした試行錯誤を重ねて、さらに良い部活動の形を作れればと。
ちなみに、弊社には他にも多様な部活動があり、社内外の交流も積極的に行っています。ご興味があれば、ぜひお気軽にお声かけください。