2021/06/04
夏野菜の栽培の話
天気が悪い日が続くせいで脳も体も死んでいます。近頃私はゾンビです。
今回は弊社の鈴木が「夏野菜の栽培」について話しました。
これからはちょうど夏野菜が美味しい季節です。
これまで色々な種類の野菜を栽培してきた経験と知識を踏まえて、今日は夏野菜の栽培について話そうと思います。
果菜類と呼ばれる、
などの、実を食べる野菜が多いのが特徴。
夏場不足しがちな水分やカリウムに加え、様々な栄養素を補給できるので夏バテなどに効果があります。
2〜3月に種まきが行われ、4〜5月に定植、6〜9月に収穫、というのが栽培の大体の流れです。
土づくりでまずやるのは、苦土石灰(苦土はマグネシウム、石灰はカルシウム)を土に混ぜることです。
日本の土は酸性雨の影響で性質が酸性に傾いているのですが、そこにこれを混ぜ込むことで土をアルカリ性に傾けます。大体、定植する二週間ぐらい前にやっておくといいと思います。
そうしたら次は、肥料・堆肥・魚粉などを土に混ぜ、土に栄養を与えます。
この時に加える肥料のことを元肥と言います。苗の成長に合わせて緩やかに栄養が供給される遅効性や緩効性の肥料を使うのが望ましいです。定植の一週間前ぐらいにやっておけばいいでしょう。
ちなみに、生育の途中で与える肥料のことは追肥と言います。
肥料には「肥料の三要素」と言われているものがあって、育てる野菜によってこれらの配合を変える必要があります。
肥料の三要素
夏野菜の中でも先ほど紹介したような果菜類を育てる場合は、リン酸の配合を多めにするのがいいでしょう。
特に魚粉にはリン酸が多く含まれています。
使ったことはないのですが、最近では野菜を栽培するのに必要な栄養素が全て入った土というものが販売されています。なんとこれを使えば土づくりの工程はおろか、直接袋に支柱を立てて植え付けできるうえ、栽培後は燃えるゴミとしてそのまま捨てることまで可能みたいです。
楽に育てたいのであればこういうものを使ってみてもいいかもしれません。
植え付けの過程は下の通り。
水をたくさん入れるのは、ポットの土と用意していた土がなじみやすくするためです。無理やりなじませようと手で押さえつけて固めたり、トントンと叩きすぎるのは苗に対してあまり良くありません。水だけで土同士をなじませるのがコツです。
殺虫剤を使うのはどうなんだろうと思う人もいるかもしれませんが、そうするのが当然だと教えてもらったので当たり前のように使っています。
植える前に仕込んでおけるものが便利です。オススメはオルトラン。の中でもオルトランDX粒剤というのを私は使っています。とてもよく効くので、これさえやっておけば私の経験上ほとんど虫は寄ってきません。寄ってきたとしても死にます。
自宅で栽培をする場合、面倒だからと蔑ろにされがちかもしれませんが、なるべくしたほうがいいと個人的には思っています。
敷き藁には土の温度上昇や乾燥を防ぐ効果、さらに水やりの時に飛び散った土が葉っぱにつくことでカビなどの病気を発症するのですが、それも防いでもくれます。
「調達するのが面倒」なんてことはありません。なんと現代では Amazon でも購入可能です。
水やり
日差しの強い時間は避けて朝か夕方、一日一回水やりをしましょう。
というのも、日差しが強い時間に水をやると水が高温になって芽が腐ってしまう恐れがあるからです。朝でも遅い時間だとそういうことが起こってしまうので、朝ならできる限り早い時間に。そういうわけで個人的には夕方がオススメかなと思います。
プランターだとあんまり関係ないかもしれませんが、露地栽培の場合では、ある程度苗が大きくなったら根から少しだけ離れたところに水をやるのがいいと言われています。そうすることで、なんとか水を取り込もうとして根っこがどんどん伸び丈夫になるからです。
わき芽を取る
ナスやトマトは葉っぱの根本から新しい芽が出てくるのですが、放っておくとそっちにばかり栄養がいってしまって実が大きくならないのでちゃんと取ってあげるようにしましょう。
受粉
受粉しないと実がつきません。なので勝手に受粉しない野菜や、風通しの悪い場所にある花は人工授粉させましょう。
追肥
初めに入れた元肥も、日数が経つにつれてどんどん肥料効果が薄れてきます。そこで行うのが追肥です。
作物によっては追肥の必要がないものもあるようなので、育て方を調べて追肥するようにしてください。
うどんの粉をまぶしたように、葉っぱの表面に白いカビが生える病気です。
放っておくと野菜が弱ってしまうので、薬剤を散布したり、葉を切り取るなどして対処します。他の株にも広がるため見つけたらすぐに対応することが大事です。
トマト黄化葉巻病
主にトマトがかかる病気です。茎や葉が全体的に黄色くなり、葉が内側に巻いた状態(葉巻症状)になります。
タバココナジラミという虫が媒介するそうです。
発病前に着果していた実は発育するのですが、そうでない実は成長しきらず落ちてしまったりそもそも実がつかなかったりします。発病したら諦めるしかありません。
青枯れ病、根こぶ病
「昨年トマトを植えたところに今年もトマトを植える」のように、同じ野菜を同じ畑で連作することで、その野菜を冒す病原菌の数ばかりが増えたり、その野菜が好む栄養素ばかりが土から吸収され、土壌のバランスが崩れてしまった結果起こるのが連作障害です。
連作障害が起こると青枯れ病・根こぶ病などを発病します。発病したら諦めるしかありません。
苦土石灰をまく、排水をよくする、殺菌剤、休作する、または同じ場所に複数の植物や野菜を育てるのも対策の一つです(組み合わせが重要)。そうして畑のバランスを整えるようにしましょう。そもそも基本的に連作してはいけません。
モザイク病
葉に斑点ができます。それが広がると株の成長が抑制される、悪い場合、株が死んでしまいます。
アブラムシが媒介する病気です。防除できる薬剤はなく、発病するとこれも治りません。
ちなみに私はオルトランを使い出してからこの病気に野菜がやられなくなりました。アブラムシが付かなくなったからでしょう。
べと病
カビの伝染病です。かかると葉が黄色くなります。窒素の過不足で発生しやすいと言われています。マルチングや敷き藁で泥はねを防止することで発生を予防できます。
本葉の付け根から出るわき芽は取るようにしましょう。
わき芽を取るときはハサミを使わず手で取るのがいいです。というのもハサミを媒介として病気がうつってしまう可能性があるからです。
また、トマトは乾燥に強い性質を持っています。そのため水の与え過ぎには注意です。与えすぎると根腐れの原因になります。
屋外での栽培では勝手に受粉してくれるので問題ありませんが、水耕栽培するときは風もなく虫もいないのでホルモン剤を使っていました。あんまり実がなってないなと思ったら花を振ったりしてあげてください。
葉が実を隠すくらい大きくなるのは窒素が多いということなので、追肥をするときに調節するといいです。
先ほど連作障害の話をしましたが、特にナス科は連作に弱いです。どうしても連作したいときは接ぎ木苗をします。
下の台木部分が連作に強い植物であれば連作が可能です。接ぎ木苗では連作に対応できるだけでなく病気や虫に強かったりなど色々とメリットがありますが、その分値段が高かったりそもそも接ぐのが難しかったりはします。
支柱は3本、伸ばす芽を3つ決めてそれ以外の芽は摘んでしまうようにしましょう。
こちらもトマト同様、芽を取るときはハサミを使わず手で取るのがいいです。放っておくとめきめき側枝が伸びていくのでよく見て手入れをしてあげてください。
日当たりと水やりが重要です。
私が育てたときはそれほど熱心にお世話をしなかったのですが、元気に育ちすぎて大量に実がなりました(多分土が良かったから)。ですが本来、きゅうりは病気になりやすい野菜らしいです。先ほど紹介した病気のほとんどにかかります。なのでちゃんと手入れしてあげてください。
支柱だけだと蔓がいろんなところにはみ出して大変なことになるので、栽培する際にはネットがあったほうがいいかもしれません。
トウモロコシは根っこが弱いため、植え替えするにはあまり向いていません。
ということで地面に種を撒いて育てました。
乾燥と多湿、その両方を嫌うので、いい塩梅にするのが難しい。
また、一株だけで育てると受粉しにくいです。受粉したとしても粒が不揃いになったりするそうなので、複数株植えて、他の株の雄花から受粉させる必要があります。
二度、栽培に挑戦したのですが、一度目は葉っぱも木も小さくカッスカスな感じでうまく実りませんでした。
原因はおそらく乾燥じゃないかなと思っています。
前回の反省を踏まえた結果、二度目は大きく成長はしたのですが、虫(アワノメイガ)に食われて結局ダメでした。
定期的に殺虫剤を散布すれば虫は防げるようです。
病気はあまりしない野菜みたいなので、乾燥と多湿、虫に気をつけて育ててみてください。
育て方はほぼナス同じです。なのでナスと一緒に育ててるのが良いと思います。
ゴーヤ(ウリ科ツルレイシ属)
育てやすさNO.1だと思います。いろんなことを気にしなくても勝手に元気に育ちます。
水やりすら怠っても大丈夫だった記憶が。
スイカ(ウリ科スイカ属)
広めの土地と日当たりがよければ放置しておいてもそれなりのものができます。
メロン(ウリ科キュウリ属)
温室で育てていたのですが、とにかく管理が大変でした。常に温度を気にかけないといけない、さらに受粉も手で行わないといけない。さらに、実がなったきたらそれを紙で包んであげたり、重いので支えてあげたり。個人で育てるものではないと思います。品種によるとは思いますが。
今回の話は以上です。
今年はもう間に合いませんが、もしよろしければ来年挑戦してみてください。
今回は弊社の鈴木が「夏野菜の栽培」について話しました。
これからはちょうど夏野菜が美味しい季節です。
これまで色々な種類の野菜を栽培してきた経験と知識を踏まえて、今日は夏野菜の栽培について話そうと思います。
夏野菜って?
夏野菜とは、その名の通り夏に収穫できる野菜のことです。果菜類と呼ばれる、
- トマト
- ナス
- きゅうり
- オクラ
- ししとう
- ピーマン
- 枝豆
などの、実を食べる野菜が多いのが特徴。
夏場不足しがちな水分やカリウムに加え、様々な栄養素を補給できるので夏バテなどに効果があります。
2〜3月に種まきが行われ、4〜5月に定植、6〜9月に収穫、というのが栽培の大体の流れです。
栽培の手順
土づくり
土づくりは栽培の中で最も大事な工程です。これを疎かにすると作物はちゃんと育ちません。土づくりでまずやるのは、苦土石灰(苦土はマグネシウム、石灰はカルシウム)を土に混ぜることです。
日本の土は酸性雨の影響で性質が酸性に傾いているのですが、そこにこれを混ぜ込むことで土をアルカリ性に傾けます。大体、定植する二週間ぐらい前にやっておくといいと思います。
そうしたら次は、肥料・堆肥・魚粉などを土に混ぜ、土に栄養を与えます。
この時に加える肥料のことを元肥と言います。苗の成長に合わせて緩やかに栄養が供給される遅効性や緩効性の肥料を使うのが望ましいです。定植の一週間前ぐらいにやっておけばいいでしょう。
ちなみに、生育の途中で与える肥料のことは追肥と言います。
肥料には「肥料の三要素」と言われているものがあって、育てる野菜によってこれらの配合を変える必要があります。
肥料の三要素
- 窒素 - 葉肥。葉や茎に影響する
- リン酸 - 実肥。花、実を成すために必要
- カリ - 根肥。根っこに影響する
夏野菜の中でも先ほど紹介したような果菜類を育てる場合は、リン酸の配合を多めにするのがいいでしょう。
特に魚粉にはリン酸が多く含まれています。
使ったことはないのですが、最近では野菜を栽培するのに必要な栄養素が全て入った土というものが販売されています。なんとこれを使えば土づくりの工程はおろか、直接袋に支柱を立てて植え付けできるうえ、栽培後は燃えるゴミとしてそのまま捨てることまで可能みたいです。
楽に育てたいのであればこういうものを使ってみてもいいかもしれません。
植え付け
土づくりが終わったら植え付けです。植え付けの過程は下の通り。
- 苗のポットより少し大きめの穴を掘る
- 穴に水がいっぱいになるまで入れる
- 水が引いたら殺虫剤を入れて苗を入れる
- 隙間に土を入れる
水をたくさん入れるのは、ポットの土と用意していた土がなじみやすくするためです。無理やりなじませようと手で押さえつけて固めたり、トントンと叩きすぎるのは苗に対してあまり良くありません。水だけで土同士をなじませるのがコツです。
殺虫剤を使うのはどうなんだろうと思う人もいるかもしれませんが、そうするのが当然だと教えてもらったので当たり前のように使っています。
植える前に仕込んでおけるものが便利です。オススメはオルトラン。の中でもオルトランDX粒剤というのを私は使っています。とてもよく効くので、これさえやっておけば私の経験上ほとんど虫は寄ってきません。寄ってきたとしても死にます。
手入れ
敷き藁をする自宅で栽培をする場合、面倒だからと蔑ろにされがちかもしれませんが、なるべくしたほうがいいと個人的には思っています。
敷き藁には土の温度上昇や乾燥を防ぐ効果、さらに水やりの時に飛び散った土が葉っぱにつくことでカビなどの病気を発症するのですが、それも防いでもくれます。
「調達するのが面倒」なんてことはありません。なんと現代では Amazon でも購入可能です。
水やり
日差しの強い時間は避けて朝か夕方、一日一回水やりをしましょう。
というのも、日差しが強い時間に水をやると水が高温になって芽が腐ってしまう恐れがあるからです。朝でも遅い時間だとそういうことが起こってしまうので、朝ならできる限り早い時間に。そういうわけで個人的には夕方がオススメかなと思います。
プランターだとあんまり関係ないかもしれませんが、露地栽培の場合では、ある程度苗が大きくなったら根から少しだけ離れたところに水をやるのがいいと言われています。そうすることで、なんとか水を取り込もうとして根っこがどんどん伸び丈夫になるからです。
わき芽を取る
ナスやトマトは葉っぱの根本から新しい芽が出てくるのですが、放っておくとそっちにばかり栄養がいってしまって実が大きくならないのでちゃんと取ってあげるようにしましょう。
受粉
受粉しないと実がつきません。なので勝手に受粉しない野菜や、風通しの悪い場所にある花は人工授粉させましょう。
追肥
初めに入れた元肥も、日数が経つにつれてどんどん肥料効果が薄れてきます。そこで行うのが追肥です。
作物によっては追肥の必要がないものもあるようなので、育て方を調べて追肥するようにしてください。
病気
うどんこ病うどんの粉をまぶしたように、葉っぱの表面に白いカビが生える病気です。
放っておくと野菜が弱ってしまうので、薬剤を散布したり、葉を切り取るなどして対処します。他の株にも広がるため見つけたらすぐに対応することが大事です。
トマト黄化葉巻病
主にトマトがかかる病気です。茎や葉が全体的に黄色くなり、葉が内側に巻いた状態(葉巻症状)になります。
タバココナジラミという虫が媒介するそうです。
発病前に着果していた実は発育するのですが、そうでない実は成長しきらず落ちてしまったりそもそも実がつかなかったりします。発病したら諦めるしかありません。
青枯れ病、根こぶ病
「昨年トマトを植えたところに今年もトマトを植える」のように、同じ野菜を同じ畑で連作することで、その野菜を冒す病原菌の数ばかりが増えたり、その野菜が好む栄養素ばかりが土から吸収され、土壌のバランスが崩れてしまった結果起こるのが連作障害です。
連作障害が起こると青枯れ病・根こぶ病などを発病します。発病したら諦めるしかありません。
苦土石灰をまく、排水をよくする、殺菌剤、休作する、または同じ場所に複数の植物や野菜を育てるのも対策の一つです(組み合わせが重要)。そうして畑のバランスを整えるようにしましょう。そもそも基本的に連作してはいけません。
モザイク病
葉に斑点ができます。それが広がると株の成長が抑制される、悪い場合、株が死んでしまいます。
アブラムシが媒介する病気です。防除できる薬剤はなく、発病するとこれも治りません。
ちなみに私はオルトランを使い出してからこの病気に野菜がやられなくなりました。アブラムシが付かなくなったからでしょう。
べと病
カビの伝染病です。かかると葉が黄色くなります。窒素の過不足で発生しやすいと言われています。マルチングや敷き藁で泥はねを防止することで発生を予防できます。
野菜ごとの栽培のポイント
トマト(ナス科トマト属)
本葉の付け根から出るわき芽は取るようにしましょう。
わき芽を取るときはハサミを使わず手で取るのがいいです。というのもハサミを媒介として病気がうつってしまう可能性があるからです。
また、トマトは乾燥に強い性質を持っています。そのため水の与え過ぎには注意です。与えすぎると根腐れの原因になります。
屋外での栽培では勝手に受粉してくれるので問題ありませんが、水耕栽培するときは風もなく虫もいないのでホルモン剤を使っていました。あんまり実がなってないなと思ったら花を振ったりしてあげてください。
葉が実を隠すくらい大きくなるのは窒素が多いということなので、追肥をするときに調節するといいです。
ナス(ナス科ナス属)
先ほど連作障害の話をしましたが、特にナス科は連作に弱いです。どうしても連作したいときは接ぎ木苗をします。
接ぎ木(つぎき)とは、2個以上の植物体を、人為的に作った切断面で接着して、1つの個体とすることである。このとき、上部にする植物体を穂木、下部にする植物体を台木という。通常、遺伝的に異なる部分から構成されている個体を作る技術として用いられるが、果樹等の育種年限の短縮化、接ぎ木雑種の育成などの目的で行われる場合もある。
出典:接ぎ木
下の台木部分が連作に強い植物であれば連作が可能です。接ぎ木苗では連作に対応できるだけでなく病気や虫に強かったりなど色々とメリットがありますが、その分値段が高かったりそもそも接ぐのが難しかったりはします。
支柱は3本、伸ばす芽を3つ決めてそれ以外の芽は摘んでしまうようにしましょう。
こちらもトマト同様、芽を取るときはハサミを使わず手で取るのがいいです。放っておくとめきめき側枝が伸びていくのでよく見て手入れをしてあげてください。
日当たりと水やりが重要です。
きゅうり(ウリ科キュウリ属)
私が育てたときはそれほど熱心にお世話をしなかったのですが、元気に育ちすぎて大量に実がなりました(多分土が良かったから)。ですが本来、きゅうりは病気になりやすい野菜らしいです。先ほど紹介した病気のほとんどにかかります。なのでちゃんと手入れしてあげてください。
支柱だけだと蔓がいろんなところにはみ出して大変なことになるので、栽培する際にはネットがあったほうがいいかもしれません。
トウモロコシ(イネ科トウモロコシ属)
トウモロコシは根っこが弱いため、植え替えするにはあまり向いていません。
ということで地面に種を撒いて育てました。
乾燥と多湿、その両方を嫌うので、いい塩梅にするのが難しい。
また、一株だけで育てると受粉しにくいです。受粉したとしても粒が不揃いになったりするそうなので、複数株植えて、他の株の雄花から受粉させる必要があります。
二度、栽培に挑戦したのですが、一度目は葉っぱも木も小さくカッスカスな感じでうまく実りませんでした。
原因はおそらく乾燥じゃないかなと思っています。
前回の反省を踏まえた結果、二度目は大きく成長はしたのですが、虫(アワノメイガ)に食われて結局ダメでした。
定期的に殺虫剤を散布すれば虫は防げるようです。
病気はあまりしない野菜みたいなので、乾燥と多湿、虫に気をつけて育ててみてください。
他の野菜
ピーマン(ナス科トウガラシ属)育て方はほぼナス同じです。なのでナスと一緒に育ててるのが良いと思います。
ゴーヤ(ウリ科ツルレイシ属)
育てやすさNO.1だと思います。いろんなことを気にしなくても勝手に元気に育ちます。
水やりすら怠っても大丈夫だった記憶が。
スイカ(ウリ科スイカ属)
広めの土地と日当たりがよければ放置しておいてもそれなりのものができます。
メロン(ウリ科キュウリ属)
温室で育てていたのですが、とにかく管理が大変でした。常に温度を気にかけないといけない、さらに受粉も手で行わないといけない。さらに、実がなったきたらそれを紙で包んであげたり、重いので支えてあげたり。個人で育てるものではないと思います。品種によるとは思いますが。
今回の話は以上です。
今年はもう間に合いませんが、もしよろしければ来年挑戦してみてください。