普通二輪免許を取得した話
地球を一周しましたが、昼ごはんに食べたいものが見つかりませんでした。
今回は弊社の大塚が「普通二輪免許を取得した話」をしました。
最近、普通二輪免許を取得しました。今回は免許取得までの道のりを紹介します。
持っている方には当時のことを懐かしんでもらい、知らない方には参考にしてもらえればと思います。
01 経緯
車の免許は持っているのですが、長年運転していなかったのでペーパードライバーになってしまいました。
それでも運転できればいいのですが、自信がありません。
そのため、電車やバスのないところに行けない生活をしています。
時折、テレビでバイク旅の番組などを見て、気持ちよさそうだなと憧れていたことや、新しい趣味が欲しいと考えていたこともあり、思い切って二輪免許を取ってみることにしました。
自動車免許を取った時のことは覚えていないけど、すんなり取れた気がするし、バイクも簡単に取れるのでは(これは後に大きな間違いだったと気づきます)。
そう考えて自動車学校に通い始めました。
02 二輪免許の概要
二輪免許にも、
- 原付免許:50cc以下のバイク
- 小型限定普通二輪免許:50cc~125ccのバイク
- 小型限定普通二輪免許(AT限定):50cc~125ccのATバイク
- 普通二輪免許:50cc~400ccのバイク
- 普通二輪免許(AT限定):50cc~400ccのATバイク
- 大型二輪免許:排気量制限なしのバイク
- 大型二輪免許(AT限定):排気量制限なしのATバイク
などなどたくさん種類がありますが、基本的には排気量によって普通(50cc~400CC)・小型(50cc~125cc)・大型(400cc~)と分かれています。
普通自動車免許を持っていれば、第一段階の学科教習と学科試験は免除されます。
私の場合、17時間の教習で普通二輪免許を取得できました。
各段階が終わるごとにみきわめがあり、最終的に卒業検定を受けるという流れになります。
- 1 段階
- みきわめ
- 2 段階
- みきわめ
- 卒業検定
03 自動車学校へ
自動車学校へは最寄り駅からスクールバスに乗って通いました。
バイクの知識が全くなかった私は、最初 AT で申し込もうとしていたのですが、受付で「みんな MT で取りますよ」と言われたのをきっかけに、結局 MT で申し込むことにしました。しかし、その選択を後に少し後悔することになります…。
申し込みが済むと、まずバイクの引き起こし(倒れたバイクを起こす)に挑戦させらされました。
何度挑戦しても成功せず、結局その日は入校できず家に帰ることに(私が通うことにした自動車学校では、これが上手くできないと入校できません)。
家で動画を見て勉強したところ、どうやらテコの原理の要領で全身を使って起こすのがコツらしいです。
次の挑戦では何とか起こすことができたので、やっと入校できました。
教習を始めるにあたり、準備したものは手袋とヘルメットです(教習所によって異なる場合があります)。
近所にバイク用品を取り扱っている店がなかったので、どちらもネットで購入しました。
教習開始
教習が始まりました。
女性は少ないのかなと思っていたら意外とそんなことはなく、大学生ぐらいの人が毎回一人はいる感じでした。
対して男性は年齢層幅広かったです。
コロナ禍が終わって外に出られるようになったので、人が増えているという話も聞きました。
さて、まずは乗るところからです。
止まった状態のバイクに跨り、エンジンをかけてギアを変える練習をしました。
- 鍵を回してエンジンをかける
- ギアをニュートラルから一速に切り替える
- アクセルを回しながらクラッチレバーを握った状態から少しずつ離す
そうするとバイクが前に進みます。
文章にまとめると上のような感じですが、実際にやってみると手も足も忙しくて大変でした。
車は AT 免許しか持っていなかったので、そもそも「クラッチって何??エンストって何??」状態。
身を持って学ぶことになりました。ブレーキの位置にクラッチレバーがついているのが不思議に思ったのを覚えています。
なんとか発進するところまではできたのですが、低速でじわじわ動くというのが初め怖かったので、原付ぐらいは乗れるようにしてから通ったほうが良かったかなと思いました。
ゆっくり乗れるようになると加速してみようということになるのですが、怖くてうまく乗れず結果補講になり、教習に行かなくなり……。苦労しました。
教習課題
走れるようになると、様々な課題に挑戦していきます。
- ⼀本橋
- 長さ15m、幅30cm、高さ5cm の板の上を落ちないようにバランスを取りながら進む課題
- S字
- S 字にくねったコースを速度を落としながら走る課題
- クランク
- カクカクしたコースを速度を落としながら走る課題
- スラローム
- 等間隔に置かれたコーンの間をある程度速度を出した状態でくねくねと進む課題
- 坂道発進
- 坂道でブレーキをかけた状態でじわじわ発進する課題
- 急制動
- 加速した状態で、指示された地点でブレーキをかけ停止する課題
個人的に難しかったのはクランクです。
それぞれ YouTube で解説動画を見て勉強してから教習に行くようにしていました。
課題以外でやったこと
シミュレーション
路上教習がない代わりに、シミュレーターを使ったシミュレーションを行いました。
シミュレーターはゲームセンターに置いてあるようなバイクを模した機械で、実際にまたがって操作するタイプのものです。画面に映し出された住宅街を舞台に、急に人が飛び出してきたり、自転車が通過したり、わかりづらい道路標識が出てきたりするコースを走ります。
路上教習がないのは、安全面や法規制のためです。そのため、シミュレーターで危険を体験することで安全運転の意識を高めることが目的となっています。実際のバイクとは操作感が全然違い、むしろ難しかったです。
卒業検定に向けたコース⾛⾏
卒業検定では教習所内のコースを走行するのですが、それに向けた練習もやりました。
上のようなコースに走行順路が書かれたものを事前に渡されるのですが、それを覚えて試験に臨まないといけません。
コースは2種類あり、当日にならないとどちらのコースを走るのかわからないので、両方覚えておかなければなりません。コースを覚えるのが地味に大変でした。
順路の中には、先ほど紹介した課題が全て盛り込まれているので練習もしておきたいのですが、なかなか教習の予約が取れないという時もあります。
幸い、車の免許は持っているので、そういう時には原付をレンタカーして街を⾛って練習をしました。
卒業検定
いよいよ卒業検定です。
当日は、指示されたコースを走行するのですが、走っている後ろを教官がついてきます。
簡単なルールとしては、
- 減点方式で、70点以上で合格
- 転倒や衝突、一時不停止などを行うと即時不合格
- エンストは 3 回まではOK
です。
A チームと B チームに分かれて試験は行われました。
私のチームは採点が甘めな教官だったのですが、もう一方は結構細かく見るタイプの教官だったので、担当教官によっても難易度がだいぶ変わりそうに思いました。
受けるまでは不安でいっぱいでしたが、一回で無事合格することができてよかったです。
04 免許取得
江東運転免許試験場で免許の更新行いました。
車種を追加するときは、併記という手続きを行います。
手続きと言っても、お金を払って視力検査と免許証の写真を撮るぐらい。2時間弱で終わりました。
せっかく免許が取れたので、車種を調べたり、店舗に足を運んで実物を見てみました。するとバイクが欲しくなります。
しかし、乗る頻度や駐車場代を考えると、、メンテナンスも大変そうです。
長い休みには実家に帰ってしまうし、都内にはレンタルバイク店も結構あるようなので、とりあえずはそれでいいのではないかという結論に至りました。
レンタルバイク
というわけで、レンタルバイクでレンタルバイクしてみました。
実際にバイクで道路を走ってみると、怖すぎます。
道もよくわからないし、発進するときにエンストするし。スマホの充電も心許ないし。
一人だったので気楽ではありましたが、とても心細かったです。
とりあえず鎌倉を目指して走ってみたのですが、時間が足りなくなり、たどり着くことはできませんでした。
しかも帰り道、マップの経路に従っていたら高速に乗ってしまい、80キロ走行を強いられる場面もありました。
そんなアクシデントもありましたが、危険なシーンはなかったのでよかったです。
免許を取ったことで新しい世界が広がりました。
これからもバイクライフを楽しみつつ、安全運転を心がけていきたいと思います。