インターンシップ2024を実施しました！
秋も深まり、朝晩は肌寒さが感じられる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
どうぞお身体に気をつけて、実り多い秋をお迎えください。
さて、毎年恒例となりましたインターンシップを、今年も8月19日から30日までの2週間にわたり実施しました。今年も東京工業高等専門学校から一人の学生が参加してくれました。
というわけで、今回もインターンシップの様子をお伝えしたいと思います。
これまでのインターンシップの詳細については以下の記事をご覧ください。
01 実施内容
期間は 2 週間。毎日オフィスまで出社してもらう形です。
今年もアプリケーションの制作実習に加え、去年に引き続きデザインワークショップを行いました。
アプリケーション制作
X(旧Twitter)のようなアプリケーションをクライアントワーク形式で開発し、フィードバックを反映させながら、期限内にプロジェクトを完成させる実践的な課題に挑戦しました。
進行については、毎年同様、インターン生には事前に PC と教材を用意し、GitLab にリポジトリを作成してバージョン管理を行っています。
アプリケーションの制作に入る前に、まずは環境構築からスタート。
その後、昨年まで使用していた Perl に代わり、今年は JavaScript と SQL を使った Web プログラミングの学習を進めました。これらの基礎をしっかり学んだ上で、アプリケーション制作に取り掛かります。
アプリケーション制作はトライアンドエラーで進め、わからない部分はメンターに随時質問できる体制を整え、コードレビューやペアプログラミングもサポートしました。
成果物
アクセスすると、まずバリデーション機能付きのログイン画面が開きます。
トップには、コメントの一覧が表示されており、ユーザー名と投稿日時が確認できます。
さらに、ユーザー名をクリックするとそのユーザーの投稿数や投稿内容を見ることも可能です。
また、テキストで投稿の検索もできます。
画像投稿やスマホにも対応。
デザインワークショップ
デザインワークショップでは、デザインチームと連携し、インターン生が作成したポートフォリオサイトについて、エンジニアとデザイナー双方の視点からフィードバックを行なった他、スマホアプリのランディングページ(LP)のワイヤフレームを再構築する課題にも取り組みました。
ワイヤフレーム作成のプロセスは以下の通りです。
- アプリを構成する要素を言葉にしてリスト化
- キャッチコピーを考える
- A4用紙を横にして、要素ごとに付箋を貼る
- 各要素をページのブロックとして整理
- ブロックを入れ替えながら、最終的に1枚のLPを構成
付箋を使ったブロックの入れ替えや整理を通じて、デザインの理解を深めながら進めることができたと思います。
02 感想とまとめ
今回のインターンシップでは、インターン生が順調に作業を進め、時間に余裕を持ってフィードバック対応にも取り組むことができました。
インターン生のポテンシャルの高さはもちろんですが、私たち実施側も、毎年の経験を重ねる中で少しずつ慣れてきたのかもしれません。
今年もデザインワークショップを通じて、インターン生がプロジェクトにおけるUI設計の重要性や、UIの整理・再構築について学ぶ機会がありました。
実際にデザインと開発の両方に携わることで、プロジェクトをより深く理解し、学びの幅を広げるきっかけとなれば幸いです。
ランチや休憩の時間を使って、業務以外の話題でもインターン生と十分にコミュニケーションを取ることができたのも良かった点だと思います。
最後に、この2週間について聞いたところ、
趣味や部活で普段からWebプログラミングに触れる機会は多かったのですが、もっと本格的に学びたいと思い、インターンに応募しました。
今回のインターンでは、レイヤードアーキテクチャやメンテナンスしやすいコードの書き方など、これまであまり触れてこなかった技術に挑戦できたのが、とても刺激的でした。デザインに関しても、製品の重要な部分を考えながら進めていくプロセスが新鮮で、今まで経験したことのない視点を学ぶことができたと思います。
また、S2 の働き方についても、リモートワークが中心で、勤務時間や休憩時間も特に決まっておらず、みんな柔軟かつ自由に働いているのが、予想していた会社のイメージと違って印象的でした。
さらにお茶会では、以前から興味のあったアクセシビリティについての発表があり、その意義を学ぶことができて良かったです。
この2週間で、技術的なスキルだけでなく、現場での実践を通じて多くのことを学ぶことができ、非常に有意義な時間を過ごせました。
という感想をいただきました。
充実した時間を過ごせたようでなによりです。
インターン生が学んだ技術や視点は、実際の業務でも大切なことです。レイヤードアーキテクチャやメンテナンスしやすいコード設計は、長期的にシステムを運用するために欠かせません。
また、デザインとエンジニアの連携も重視しており、ユーザー視点に立ったプロダクト作りが、私たちの強みです。
そのため、さらに良いサービスを目指すために、社内ではお茶会のような技術や知識を共有する場を設けています。
私たちにとっても、毎年インターン生を指導する中で、自分たちの業務知識を再確認し、他者にわかりやすく伝える方法を磨く良い機会となっています。
来年も実施するかどうかはまだわかりませんが、この経験を活かして、より良い体験を提供できるよう努めていきたいと思います。
