Fortnite にハマってみた話
ついにヤクルト1000を手に入れました。
今回は弊社の高野が「Fortnite」とそのクリエイティブツール「UEFN(Unreal Editor for Fortenite)」について話しました。
Fortniteというゲームがあります。
今回は自分が Fortnite を始めてから体験した話をしたいと思います。
01 Fortniteとは
Fortnite は、Epic Games によって開発された基本プレイ無料のオンラインゲームです。2017年にリリースされました。
- バトルロイヤル
- ゼロビルド
- 建築要素無し
- クリエイティブ
- 自分だけの島やゲームを制作してオンライン上で公開できる他、人が作ったゲームを遊んだりもできる
などの異なるゲームモードがプレイでき、中でも特に「バトルロイヤル」モードが人気を集めています。
このモードでは、最大100人のプレイヤーが島に降り立ち、最後の一人または最後のチームが残るまで戦います。プレイヤーは武器や資源を集め、他のプレイヤーと戦いながら、プレイエリアが縮小していくマップで生き残りを目指します。
基本的には esports 部でやっていた Apex と同じようなバトルロイヤルゲームですが、建築要素(戦闘をしながら防壁を築いたりできる)、さらに定期的なアップデートとイベントで知られており、幅広い年齢層のプレイヤーに受け入れられています。
結構な頻度で公式大会が開催されているようで、調べてみると賞金の出る大会もチラホラあるみたいです。
プレイ環境
クロスプラットフォームに対応しており、PC、コンソール、モバイルデバイスなど、多くのプラットフォームで利用可能です。
- PlayStation
- Xbox
- Nintendo Switch
- Windows
- Android
ちなみに、Epic は Apple/Google と裁判で戦っているため、iOS や Mac OS、Android では公式ストアを介してはプレイできません。詳しくはこちらを。
02 始めてみた
きっかけ
子供がやりたいと言うので、Switch にインストールしてアカウントを作ってあげたのが最初です(アカウントを作る時、子供用のアカウントで作成するとペアレンタルコントロールの設定があるので安心)。
始めは子供が友達とボイチャしながらプレイしているのを「難しそうだなー」と思いながら眺めている程度だったのですが、「PC でもできるから一緒にやろう」と誘われたのをきっかけに始めてみることにしました。
ハマり始める
最初はとりあえずスマホでやってみることに。
動作がかなりカクカクするのですが、その分エイムアシストが強めに設定されているらしく、適当に撃っていてもそこそこ他のプレイヤーを倒せます。
続けているうちに楽しくなってきて、もっと大きな画面でサクサクやりたいと思うようになりました。
ということでPCへ移行します。
ちなみに、同じ屋根の下にいながら子供はリビングのテレビで、私は仕事部屋のPCを使ってLINEで通話しながらやっています。
ハマったとは言いつつ、基本的には週末子供とやる程度です。
なのでたいして上達もせず。子供に怒られたりしながらプレイしています。
親子大会
そして今年の夏、東京メトロ主催の親子大会に出場しました。
名だたる企業が協賛しており、入賞すると賞品がもらえる他、YouTube で中継もされていて、子供のテンションもかなり上がっていました。
特に結果は残せなかったものの、大会に向けて子供と一緒に練習したり戦略を練ったりと良い思い出になったと思います。
03 島クリエイト
初めに少し触れましたが、クリエイティブモードでは独自にフォートナイトの世界(島)を作ることができます。
多少のプログラミング要素もあり、さらにゲームルールなども設定できるため、ゲーム内にゲームを作るような使い方もされています。
子供はどうぶつの森や Minecraft の延長で家を作っていたりしますが、世の中のクリエイターはホラーゲームやパズルゲームのようなものまで色々なものを作っています。
ゲーム中の島クリエイトで実際に作れるのかどうかはわかりませんが、公式でも様々なタイプの島が作成されており、例えば「星野源のライブ映像を見る島」や「実写版ワンピースとコラボした島」といった島が作られています。
ここまでが前置きです。
04 メタバース
実は、大昔からメタバースに憧れがありました。
いつかは自分もメタバースの開発に携わりたいと思いながら、調べたり何かを作ってみようとしていたのですが、いまいちピンとくるものがなく…。
- セカンドライフは体験する前に廃れていくのを横目に見ていた
- VRChat は VR ゴーグルがハードル高い
- Minecraft はメタバースという感覚が薄い
- Roblox は作り方がよくわからないし、世界観があまり好みではない
- Horizon Worlds(meta) も VR ゴーグルがハードル高い
Fortnite も良い感じだなーとは思ったものの、島クリエイトをゲーム中で行うのがすごく大変そうだったので、作ってみたいという気持ちにはなれず。
しかしそんな時に登場したのが Unreal Editor for Fortenite (UEFN)です。
UEFN とは
EPIC が開発している Unreal Engine(UE) というゲームエンジンおよび IDE がありますが、それを Fortnite の島を作るためにアレンジしたものというふうに私は理解しています。 UE との違いの詳細はこちら。
「プログラミングでゲームを作れる環境なら自分にも何か作れるんじゃないか」と考えたわけです。
魅力に感じたポイントは以下。
- Verse という言語でプログラミングが可能
- オリジナルのアセットを読み込むことが可能
- マルチプラットフォームに提供できる
- 簡単にマルチプレイゲームが作れるし、ホスティングも考えないで良い
- 収益化もできる
提供開始からもう9ヶ月経っている(2023年12月末時点)ので新しいわけではありませんが、まだ遅いということは無いはず?です。参入を表明している企業もチラホラいます。
でもゲーム専門の会社じゃないと何もできなくない?
と皆様思われるかもしれません。ところがアイデアと技術でバズっている人たちはいます。
衛星データからAIに生成させたバーチャル新宿を、フォートナイト向けに調整して遊べるようにしました✨
— 佐藤航陽(さとうかつあき) (@ka2aki86) August 16, 2023
🏝️コード:2559-7059-6968
デモなので建築・バトル・ドライブを楽しんでください(グラフィック設定は最大を推奨)
バーチャル新宿マップ #UEFN #Fortnite https://t.co/Rydzfl8qoa pic.twitter.com/OfkjcmFimg
触ってみた
アセットが大量にある上サイズが大きい(おそらくこれまで Fortnite で使われたことがあるものが全部入っている?)ので、動かすにはそれなりのマシンで動かしてみてください。ちなみにデバッグは Fortnite 上で実行されるため、Fortnite もインストールしておく必要があります。
子供からのリクエストで射撃練習場的なものを作ってみました。
と言ってもアセットを選択して置いていくだけなので、ここでやっていることに関してはあんまりゲームの建築と変わりないかもしれません。
もちろん UEFN 上で verse のファイルを作成しそこに直接コードを書いて仕掛けや動作を作ることもできます。
公式のドキュメントがあるので、詳しくはそちらをご覧ください。
アップロードもしてみました。
これで実際に起動させながらメモリチェックというのを実施しないといけません。
全てのデバイスで動くことが保証されると公開できます。
ということでメモリチェックも無事済んだので公開してみようとしたところ、この時点でまだ UEFN を触り始めて 7 日経過していなかったので公開できませんでした。。
作成から30日以上が経過し、過去30日のうち7日以上は、フォートナイト クリエイティブ、Unreal Editor for Fortnite(UEFN)、および/またはUnreal Engineでの島の作成にあてた日を含んでいること。
または、過去90日のうちにフォートナイトのゲーム内製品に対して75ドル(米ドル価格に基づく)以上を消費・引き換えていること。この条件にギフトカードは適用されません。
島クリエイタープログラム
05 まとめ
Fortnite は楽しいし、メタバースとしての可能性を感じています。
今のところ個人でゲームを作る気力まではありませんが、仕事で関わってみたい!とは強く思っています。
ということでプロモーションも兼ねまして、手始めに S2 島を作って公開しようと画策中です。
発表時点ではまだ外部通信ができないようでしたが、いつかできるようになった暁にはいよいよ弊社の出番だと思いますので、その日を待ちつつ面白いアイデアを皆様と一緒に実現できればと願っております。その時は、ぜひ弊社までご依頼・ご相談ください。