2021/05/27
電気工事士の話
今回は弊社の工藤が「電気工事士」について話しました。
私は第二種電気工事士の資格を持っているのですが、今度社内でも受験を考えている人がいるという話があったので、今回は電気工事士について一体どういう資格なのか、第二種電気工事士を中心に紹介したいと思います。
皆様が普段住んでいる家や利用しているオフィスのコンセントや壁の中の配線、道路のあちこちに立っている電柱にかかっている電線を工事するのが大まかな仕事です。電力を必要とする施設のほとんどを電気工事士が施工しています。
それぞれの資格に応じて施行できる範囲が異なります。
ざっとした説明になりますが、
第二種
一般用電気工作物と呼ばれる、一般家屋や小規模な商店、600V以下で受電する電気設備などを対象に、例えば、コンセントや引掛シーリングとその周り(リビングの天井についているシーリングライトなど)、ケーブルやブレーカーの交換などが可能。
第一種
600V以下で使用する500kW未満の自家用電気工作物(中小規模の工場、ビル、高圧受電の商業施設など)と600V以下で受電する電気設備等が対象です。例えば、キュービクルと呼ばれる変電設備を持つコンビニエンスストア内の照明やコンセントなどの電気工作物が施工できます。
ネオン設備や非常用発電設備の施工には特殊電気工事資格が別に必要になります。
詳しくはこちらをご覧になってみてください。
これらの資格を持っていると、持ち家でDIYの一つとしてコンセントを増設したり、電球や蛍光灯の数を増やしたり、やろうと思えばそういったことができるので便利かもしれません。
さらに、電気工事士の資格を持っていると、消防設備士の資格など、他の資格を受けるときに若干免除してもらえる場合があったりします。
電気基礎や法令、施工に用いる工具、電気器具の名称、配線図などの問題が出題されます。
過去問は公式から一般公開されているので気になる方、受験を考えている方はそちらをご覧になってみてください。
筆記試験用の参考書なども色々販売されています。
試験会場で配られる部品と配線図で、実際に電気工作物を施工します。完成したらそれを提出してすぐさま退出です。
作業結果しか見られないので、どうやって施工するかは各々の自由です。
そして実は、技能試験は出題される問題が事前に公表されます。
例えばこれは昨年のものですが、このように試験問題があらかじめ公開され、当日その中から1問が出題されます。
今のところ毎回そういう仕組みで実施されているので、どうしても受かりたいという人は全部の問題をしっかりと予習しておけばいいと思います。
ちなみに、技能試験では自分で工具を持参しなければいけません。
最低限これは持ってきてくださいといったアナウンスが事前にあるので、買い揃えるようにしておきましょう。
Amazonなどで「2種電気工事士 実技」とか検索すれば試験用にセットになった工具が出てくるので、それを買えばいいと思います。
意外と値段は張りますが、練習用のセットも余分についてくるので、まあ買って損はないかと。
試験当日は失敗しても大丈夫なよう少し余分に部品はもらえますが、慌てず焦らず、適切な工具と部品を選び集中して作業するようにしましょう。試験に限った話ではありませんが。
簡単に説明しましたが以上になります。
電気工事士の資格がないと基本的に電気周りの修理や改造は行ってはいけません。違反すると罰金や懲役の対象になるそうです。特に持ち家のある人はこの資格を持っておくと自分で簡単な工事ができたり色々と便利だと思うので、取得を考えてみてはいかがでしょうか。
私は第二種電気工事士の資格を持っているのですが、今度社内でも受験を考えている人がいるという話があったので、今回は電気工事士について一体どういう資格なのか、第二種電気工事士を中心に紹介したいと思います。
電気工事士とは
まず始めに電気工事士とは。
電気工事の作業に従事するために電気工作物の工事に関する専門的な知識と技能を有する者に与えられる国家資格であり、またその免状を都道府県知事により交付されている者である。電気工事士には第一種電気工事士と第二種電気工事士とがある。
出典:電気工事士
皆様が普段住んでいる家や利用しているオフィスのコンセントや壁の中の配線、道路のあちこちに立っている電柱にかかっている電線を工事するのが大まかな仕事です。電力を必要とする施設のほとんどを電気工事士が施工しています。
電気工事士ができること
先ほどの引用内にもあったように「電気工事士には第一種電気工事士と第二種電気工事士」とがあり、それぞれの資格に応じて施行できる範囲が異なります。
ざっとした説明になりますが、
第二種
一般用電気工作物と呼ばれる、一般家屋や小規模な商店、600V以下で受電する電気設備などを対象に、例えば、コンセントや引掛シーリングとその周り(リビングの天井についているシーリングライトなど)、ケーブルやブレーカーの交換などが可能。
第一種
600V以下で使用する500kW未満の自家用電気工作物(中小規模の工場、ビル、高圧受電の商業施設など)と600V以下で受電する電気設備等が対象です。例えば、キュービクルと呼ばれる変電設備を持つコンビニエンスストア内の照明やコンセントなどの電気工作物が施工できます。
ネオン設備や非常用発電設備の施工には特殊電気工事資格が別に必要になります。
詳しくはこちらをご覧になってみてください。
これらの資格を持っていると、持ち家でDIYの一つとしてコンセントを増設したり、電球や蛍光灯の数を増やしたり、やろうと思えばそういったことができるので便利かもしれません。
さらに、電気工事士の資格を持っていると、消防設備士の資格など、他の資格を受けるときに若干免除してもらえる場合があったりします。
取得するには
取得するには電気技術者試験センターによって第一種なら年一回、第二種なら年に二回、上期と下期に分けて行われている試験に合格しなければなりません。両方とも筆記と技能の試験があります。第二種試験について
筆記試験
マークシート方式で「イ・ロ・ハ・ニ」の四択です。電気基礎や法令、施工に用いる工具、電気器具の名称、配線図などの問題が出題されます。
過去問は公式から一般公開されているので気になる方、受験を考えている方はそちらをご覧になってみてください。
筆記試験用の参考書なども色々販売されています。
技能試験
筆記試験に合格したら次は技能試験です。試験会場で配られる部品と配線図で、実際に電気工作物を施工します。完成したらそれを提出してすぐさま退出です。
作業結果しか見られないので、どうやって施工するかは各々の自由です。
そして実は、技能試験は出題される問題が事前に公表されます。
例えばこれは昨年のものですが、このように試験問題があらかじめ公開され、当日その中から1問が出題されます。
今のところ毎回そういう仕組みで実施されているので、どうしても受かりたいという人は全部の問題をしっかりと予習しておけばいいと思います。
ちなみに、技能試験では自分で工具を持参しなければいけません。
最低限これは持ってきてくださいといったアナウンスが事前にあるので、買い揃えるようにしておきましょう。
Amazonなどで「2種電気工事士 実技」とか検索すれば試験用にセットになった工具が出てくるので、それを買えばいいと思います。
意外と値段は張りますが、練習用のセットも余分についてくるので、まあ買って損はないかと。
試験当日は失敗しても大丈夫なよう少し余分に部品はもらえますが、慌てず焦らず、適切な工具と部品を選び集中して作業するようにしましょう。試験に限った話ではありませんが。
簡単に説明しましたが以上になります。
電気工事士の資格がないと基本的に電気周りの修理や改造は行ってはいけません。違反すると罰金や懲役の対象になるそうです。特に持ち家のある人はこの資格を持っておくと自分で簡単な工事ができたり色々と便利だと思うので、取得を考えてみてはいかがでしょうか。