2022/02/04
パソコンを自作した話
水道水の旬が過ぎました。
今回は弊社の工藤が「パソコンを自作した話 」をしました。
メーカー:AMD
価格:20,680円
Zen+マイクロアーキテクチャで開発されたCPUです。
CPU 自体は2019年発売、アーキテクチャも2018年発表のものなので型落ち気味でしたが、最低限ゲームができる程度の GPU が内蔵されています。
正直、グラフィックボードに比べるといささかパワー不足ではありますが、この当時、半導体不足でグラフィックボードの価格が高騰していたということもあり購入までのつなぎとして選んだ感じです。
ちなみに CPU クーラーは付属品を使用しています。
MB: ASRock B450M Pro4
メーカー:ASRock
価格:8,555 円
相場で見ると安め。Micro-ATX という形状のもので、拡張カードのスロットは少ないのですが、グラフィックボード以外に増設する予定は当分なさそうだと考えてこちらを購入。
メモリ:W4U2666CM-16G
メーカー:crucial
価格:14,480円
DDR4-2666 という現在のPC向けメモリの主流である規格に対応したメモリチップを搭載しています。
16GB が 2枚組、合計32GB の製品だったので、容量をフルで使えると良い感じだなと思って買ったのですが、そううまくはいかず…。その話は後ほど。
ストレージ: Sandisk Ultra3D SSD 500GB
メーカー:Western Digital
価格:8,310円
1万円以内で信頼性の高そうなメーカーの物を選ぼうとしてこの機種に行きつきました。とりあえず500GB を買いましたが、動画や写真データの保存用にも使いたいので、そのうち 1TB 以上の SSD を増設する予定でいます。
光学ドライブ: BDR-S12J-BK
メーカー:Pioneer
価格:19,500円
念のため、光学ドライブも買っておこうと思い購入。
PCケース: CoolerMaster MasterBox CM694
メーカー:Cooler Master
価格:14,719円
PCケースの中ではポピュラーなメーカーの製品です。
5 インチのドライブが 2 つ、HDD と SSD が 6 つまで入ります。前面と天面がメッシュパネルなので通気性抜群です。ケース自体が大きいので大型のグラフィックボードやCPUクーラーを入れたり色々と勝手がきくということもあってこちらを選びました。
電源: Corsair HX850
メーカー:CORSAIR
価格:21,367円
電源を交流入力から直流入力へ変換するための機材です。
850Wまでの電力を賄え、80Plus PLATINUM 認証の高い変換効率なので電力のロスが少なく、さらに電源から各パーツへ接続するケーブルは脱着可能なので、ケース内配線も整理しやすいのが特徴です。
少しサイズが大きいので大きいケースでなければ入りません。
将来的に、パーツ増設や交換で必要な電力が増加することを見込んで、また信頼性が高く10年保証付のこの製品を選びました。
OS: Windows10 Pro
メーカー:Microsoft
価格:25,800円
PCでゲームをすることを考えると Windows 一択です。
DSP版だともう少し安くで購入できたのですが、そうすると一緒に買ったパーツと一緒にOSを使わなければライセンス違反になってしまうという縛りが発生してしまうため単品で購入。
以上が購入したものたちです。
合計すると、、、
とりあえずのものとしては上出来ではないでしょうか。
ようやくパーツが揃ってPCを組み上げることができたのですが一つアクシデントが…。
今回使用したCPU AMD Ryzen5 3400G とそれに対応したチップセットでは使用できるメモリとモジュールの枚数になんと制限があったのです。
PC 用のメモリにはランクというものがありまして、メモリが片面にだけのっているとシングルランク、両面にチップがのっているものをデュアルランクと言います。
今回私が購入したメモリはデュアルランクのもので、二枚使って 32GB 使える想定だったのですが、購入したマザーボードの規格ではデュアルランクは一枚しか使えず。そのため一枚のみの 16GB で我慢する羽目に。もう一枚は予備として放置しています…。
32GB のシングルランクのものを買えばいいのかもしれませんが、デュアルランクよりちょっと高価みたいだし、今からまた購入することを考えると躊躇してしまいます。
というわけで、ひとまずメモリ 1 枚で組み上げました。まあなんとか使えています。
esports 部に参加し、APEX Legends をやることなったのですが、とりあえず 16GB のメモリでも問題なく動いています。
しかしグラフィック能力は微妙でした。モニターはフル HD 対応なのに、フルウィンドウにすると画面がカクつきます。1366×768 でウィンドウモードにしてやっと快適に動かせるぐらいです。もちろんアンチエイリアスはオフでテクスチャフィルタリングも低設定です。なので画面がざらざらしているのに加え、敵も豆粒程度にしか見えないので索敵が厳しい…。
結局、これじゃあダメだと思ってグラフィックボードを購入することに。
グラフィックボード:NVIDIA GeForce RTX2060
メーカー:NVIDIA
価格:58,670円
APEX Ledgends を通常のグラフィック設定で動かせる程度の性能を考えてこちらを購入。 結構高いように思われるかもしれませんが、これでもミドルクラス。消費電力が160Wあるので、ちゃんとした電源を買っておいてよかったです。
結果は上々。通常の解像度と画質設定でプレイできるようになりました。
ちょっとしたアクシデントもありましたが、こうしてようやく PC が完成。
自作してみて思ったのはこんなところです。
値段を抑えるために自作したはずが、まともな性能の PC を用意しようと思うと自作だろうが完成品だろうが結局お金がかかるということがわかりました。
アクシデントの話もありましたが、PC パーツ同士の相性は難しいので、パーツの組み合わせはしっかり考えるようにしましょう。パーツの組み合わせ方がわかれば、自分で好きなようにカスタマイズできるので楽しいのは間違いないと思います。同時に全部自分で保守管理もしないといけませんが、趣味としてやる分にはいいのかも。
興味を持たれた方がいらっしゃいましたらぜひご自分で一度 PC を組んでみてください。
今回は弊社の工藤が「パソコンを自作した話 」をしました。
以前、お茶会で話がありましたが、社内に esports 部ができました。
自分も参加することにしたのですが、如何せん今手元にあるPCのスペックでは最近のゲームは遊べそうにない。というわけで、ゲーミングPCを購入しようと思ったのですが値段が高すぎる。安くても10万円は見ておかないとダメそう。
また、とりあえずでライトユーザー向けのお安めなものを買ったら後々拡張するのが難しそうだなという懸念もあり、自作することにしました。
とはいえ、一度に全てのパーツを揃えるのは大変そうだったので、給料が入るたびに一つずつパーツを購入して集めていくデアゴスティーニ方式を取ることに。それから半年以上の時間をかけてパーツを揃えました。
購入したパーツ
CPU: AMD Ryzen5 3400Gメーカー:AMD
価格:20,680円
Zen+マイクロアーキテクチャで開発されたCPUです。
CPU 自体は2019年発売、アーキテクチャも2018年発表のものなので型落ち気味でしたが、最低限ゲームができる程度の GPU が内蔵されています。
正直、グラフィックボードに比べるといささかパワー不足ではありますが、この当時、半導体不足でグラフィックボードの価格が高騰していたということもあり購入までのつなぎとして選んだ感じです。
ちなみに CPU クーラーは付属品を使用しています。
MB: ASRock B450M Pro4
メーカー:ASRock
価格:8,555 円
相場で見ると安め。Micro-ATX という形状のもので、拡張カードのスロットは少ないのですが、グラフィックボード以外に増設する予定は当分なさそうだと考えてこちらを購入。
メモリ:W4U2666CM-16G
メーカー:crucial
価格:14,480円
DDR4-2666 という現在のPC向けメモリの主流である規格に対応したメモリチップを搭載しています。
16GB が 2枚組、合計32GB の製品だったので、容量をフルで使えると良い感じだなと思って買ったのですが、そううまくはいかず…。その話は後ほど。
ストレージ: Sandisk Ultra3D SSD 500GB
メーカー:Western Digital
価格:8,310円
1万円以内で信頼性の高そうなメーカーの物を選ぼうとしてこの機種に行きつきました。とりあえず500GB を買いましたが、動画や写真データの保存用にも使いたいので、そのうち 1TB 以上の SSD を増設する予定でいます。
光学ドライブ: BDR-S12J-BK
メーカー:Pioneer
価格:19,500円
念のため、光学ドライブも買っておこうと思い購入。
PCケース: CoolerMaster MasterBox CM694
メーカー:Cooler Master
価格:14,719円
PCケースの中ではポピュラーなメーカーの製品です。
5 インチのドライブが 2 つ、HDD と SSD が 6 つまで入ります。前面と天面がメッシュパネルなので通気性抜群です。ケース自体が大きいので大型のグラフィックボードやCPUクーラーを入れたり色々と勝手がきくということもあってこちらを選びました。
電源: Corsair HX850
メーカー:CORSAIR
価格:21,367円
電源を交流入力から直流入力へ変換するための機材です。
850Wまでの電力を賄え、80Plus PLATINUM 認証の高い変換効率なので電力のロスが少なく、さらに電源から各パーツへ接続するケーブルは脱着可能なので、ケース内配線も整理しやすいのが特徴です。
少しサイズが大きいので大きいケースでなければ入りません。
将来的に、パーツ増設や交換で必要な電力が増加することを見込んで、また信頼性が高く10年保証付のこの製品を選びました。
OS: Windows10 Pro
メーカー:Microsoft
価格:25,800円
PCでゲームをすることを考えると Windows 一択です。
DSP版だともう少し安くで購入できたのですが、そうすると一緒に買ったパーツと一緒にOSを使わなければライセンス違反になってしまうという縛りが発生してしまうため単品で購入。
以上が購入したものたちです。
合計すると、、、
133,411円。
結局普通に PC を買うのと同じぐらいの値段になってしまいました。。とりあえずのものとしては上出来ではないでしょうか。
アクシデント
ようやくパーツが揃ってPCを組み上げることができたのですが一つアクシデントが…。
今回使用したCPU AMD Ryzen5 3400G とそれに対応したチップセットでは使用できるメモリとモジュールの枚数になんと制限があったのです。
PC 用のメモリにはランクというものがありまして、メモリが片面にだけのっているとシングルランク、両面にチップがのっているものをデュアルランクと言います。
今回私が購入したメモリはデュアルランクのもので、二枚使って 32GB 使える想定だったのですが、購入したマザーボードの規格ではデュアルランクは一枚しか使えず。そのため一枚のみの 16GB で我慢する羽目に。もう一枚は予備として放置しています…。
32GB のシングルランクのものを買えばいいのかもしれませんが、デュアルランクよりちょっと高価みたいだし、今からまた購入することを考えると躊躇してしまいます。
というわけで、ひとまずメモリ 1 枚で組み上げました。まあなんとか使えています。
esports 部への参加
esports 部に参加し、APEX Legends をやることなったのですが、とりあえず 16GB のメモリでも問題なく動いています。
しかしグラフィック能力は微妙でした。モニターはフル HD 対応なのに、フルウィンドウにすると画面がカクつきます。1366×768 でウィンドウモードにしてやっと快適に動かせるぐらいです。もちろんアンチエイリアスはオフでテクスチャフィルタリングも低設定です。なので画面がざらざらしているのに加え、敵も豆粒程度にしか見えないので索敵が厳しい…。
結局、これじゃあダメだと思ってグラフィックボードを購入することに。
グラフィックボード:NVIDIA GeForce RTX2060
メーカー:NVIDIA
価格:58,670円
APEX Ledgends を通常のグラフィック設定で動かせる程度の性能を考えてこちらを購入。 結構高いように思われるかもしれませんが、これでもミドルクラス。消費電力が160Wあるので、ちゃんとした電源を買っておいてよかったです。
結果は上々。通常の解像度と画質設定でプレイできるようになりました。
感想
ちょっとしたアクシデントもありましたが、こうしてようやく PC が完成。
自作してみて思ったのはこんなところです。
- 自作PCでもお金がかかる!
- PCパーツ同士の相性が難しい
- 趣味としてやるにはいいのかも
値段を抑えるために自作したはずが、まともな性能の PC を用意しようと思うと自作だろうが完成品だろうが結局お金がかかるということがわかりました。
アクシデントの話もありましたが、PC パーツ同士の相性は難しいので、パーツの組み合わせはしっかり考えるようにしましょう。パーツの組み合わせ方がわかれば、自分で好きなようにカスタマイズできるので楽しいのは間違いないと思います。同時に全部自分で保守管理もしないといけませんが、趣味としてやる分にはいいのかも。
興味を持たれた方がいらっしゃいましたらぜひご自分で一度 PC を組んでみてください。